”月”を思い、そして想い、生まれた言葉
ほのかに明る
影を作る
この明かりはたった一つの
丸いもの
名を”月”という
夜道を照らす明かり・・・・
それはほのかに輝いて
それは、ほのかに美しい
月に住みたかった
あの光の世界には
何があるのだろうか
それが知りたかったから
”きれいだね”
君が言った言葉
君が行った最後の言葉
今日も、昔と同じ
月が一つ
月が一つ
輝いている
サラサラと
星の雫が流れていた
サラサラと
月から流れていた
サラサラと
終わりを知らぬかのように
流れていた
星の雫を拾った
それはきれいな輝きを持った
小さな石だった
ウサギがいる
うさぎがもちをついている
ウサギがとんだ
今日は十五夜
暗かった
今日は新月だ
少し寂しいと感じた
空を見上げると
月が出ていた
夕日と月
たった一瞬のことだった
夜明け前
空が明るくなるか暗くなるか
わからない様な色
その傍らに月があった