可憐に咲いて・・・・・・散った花々


ほんの些細なことにも傷ついて
微かな衝突に傷を負う
そんな可憐さが
美しいのだろうか



君が好きだった花
それはいくつもあった
きれいだったから――
頑張って咲いていた花
君はそれらすべてを
好きだと言った



命が散る
何故?
散る瞬間が美しい
なぜ?



そよそよ と ゆれて
ふわふわ と とばされて
ぱらぱら と ちる



ちらちらと散り
ひらひらと浮き
しおれていった



その一瞬が美しい



花を咲かせて見せよう
それが生まれてきた意味
それが証



君の仕事は誰も代われない
君は他の仕事を完璧にはこなせない
君は君だから
だから君は君の花を咲かせばいい
その花が、100%君の花ならば
きれいに決まっているじゃないか



美しく散る花
その命を受け継ぐ花
そして
美しく散る花



心が和む命
なぜだろう?
見ているだけでほっとする






an essay













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