じりじりと暑く――
――焼けつく太陽
赤々と燃え、大地を焦がす
君はその日差しの中、立っていた
背筋を’ピン’と伸ばして、
顔は真っ直ぐに見上げて、高みを目指していた
”無理だよ、君には”
自分はそんな君を眩しく思い、いつも、口にした言葉
君はそんな僕の心のうちなど知らないで、笑う
”大丈夫、心配ないよ”
と。
だからなのか、もう、君の側に入られなかった
君は眩しすぎた
だから、君から離れた
なのに、君は、まだ、そこにいる。
いまだに、上へ上へと進んでいく
君は、あの、太陽のようにまぶしかった



キラキラと日差しが輝く
ギラギラと暑い日差しが大地へ注ぐ
暑いね
暑いな
ケダルイ顔
夏はこれから
今、始まったばかり・・・。



もう終わるんだね・・・。
しみじみと、言った
今年の夏は暑かった
いつも決まって言う台詞
毎年同じで、でも、違う
同じなのに、違って、
違うのに、同じ
暑さに違いはないけれど、
それを感じる心は変化に富んでいる
たくさんの刺激を受ける夏
たくさんの刺激を受けた夏
出会った ココロ
離れた キモチ
終わったモノ
始まったモノ
初まったモノ
それでも、夏は、
暑かった
今年の夏は、一度しか来ない
それが、今、終わろうとしていた



今年の夏も、暑かった
此処最近毎年暑い
地球温暖化

ためらしい
二酸化炭素増加
オゾン層の破壊
あまり日常的ではない単語だったはずが、
頻繁にニュースで聞く単語となる
今、自分にできることはあるのだろうか
こんなちっぽな自分に・・・・。
たった一人の行動では何も変わらないというけれど、
独りも動かなければ、もっと変わらない
独りずつでも変わっていけば、
明るい未来があるのだろうか
自分の子供、孫のため
今できることを考えよう
この、暑い夏の日々に・・・。



ギラギラと次第に暑くなる日々
汗だくになって、
それでも遊びまわった毎日
そんな日常が
終わろうとしていた
もうすぐ新学期
宿題に終われる日々



汗だくになって、遊んだ日々
もう戻らない、
過去のこと
昔の思い出<



今年こそはと思いながら、
それでも寝不足になって、宿題に追われていた
何時になったら、計画的な夏休みが
送れるのだろうか



どうしてか、
次から自分でやりなさい
と、
つけはなしてもやってしまう
当てにするなといったのに・・・・・。
これはどの親も一緒?



暑い夏
嫌いな夏
暑いから
冬も嫌い
寒いから



夏休み
何処に行った?
お土産は?
ありがとう
今度ね!



今日を生きる
今を生きる
この夏にかけた人がいた
それは、その人だけではなかったことだろう
多くの人が「賭けた」夏
それが、今、終わろうとしていた






an essay













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