卒業式。
といえば、アルバムか。

小学校のアルバムには、嫌な思い出がある。
三年間やった、合唱部。
やめようか悩んだ時期もあったけどやり遂げた。
それなのに。
アルバムに写真が載っていなかった。私だけ。

四〜六年合同で、選択授業のようなものが、わが母校となる小学校にはあった。
その、日。週一回の授業の後、いつもどおり部活のある日。
たしか、金曜日。六限目。
手作りクラブという、家庭科のようなところを私は選んでいた。
それは毎度のごとく授業時間に終わらない。
終わりかけたころに、部室に来いと放送がかかった。
小学校生活始めての名指しで呼び出しvv

 〜話が違う!!

で、あわてていったら、行ったのに、一枚目に間に合わなかった。
だから、そこから二枚目から参加して、とって・・・・。

卒業式一週間前。
その一枚目が採用されていた。
担任に言ったら、もう変えれないし・・・。的な事をいわれた。そのときは、それで納得してしまった。
珍しい経験だ〜。とか。
これを今でも後悔している。

どうして、もっと強く出られなかったのか。

せめて、私が写ってる写真を貰う事は出来なかっただろうか。と。



珍しいことって、よく望む。
でも、いいことばかりではない。
自分の力ではどうにも出来ない歯がゆさと、無力感。
行き場のない怒り、悲しみが、心の中を渦巻いて、どうしようもなくなる。
考えたくもない。









an essay













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